ストレスや緊張が原因の精神性多汗症の症状とその改善方法
ストレスや緊張感が原因で起きる精神性多汗症

しかしながら、これら全身性多汗症と局所性多汗症とは別の捉え方をする多汗症の種類があるんですね。それが、精神性多汗症なのであります。
精神性多汗症とは、その病名から察する方もたくさんいらっしゃるかと思いますが、それこそ文字通り、過剰なるストレスや緊張感によって交感神経と副交感神経で構成されている自律神経のバランスが崩れることで大量の汗をかいてしまう精神性の病気を言います。
ストレスや緊張感の原因と精神性多汗症の症状
精神性多汗症の元凶となる過剰なストレスや緊張感の原因と言いますと、それは人それぞれで受け止め方が違いますから、原因もまた異なることになるでしょう。さらに言えば、ご本人がその原因について心当たりがないというケースもすくなくないのであります。
要するに、知らず知らずの内にストレスが溜まったり、あるいは緊張状態を強いられているということになりますね。
そして、精神性多汗症の症状についてなのですが、こちらにもまた原因と同じように個人差がありまして、異常なほど発汗してしまう患者さんもいれば、一般的な人よりも多少、汗をかく量が多いという程度の方もいらっしゃいます。
ただ、精神性多汗症の場合、汗の量がそれほど酷くなかったのに、他の人間から指摘されたことがきっかけとなって症状を悪化させてしまう場合もあります。
精神性多汗症の改善方法とは?
精神性多汗症の症状を改善させる、あるいは治すということであれば、その元凶である過剰なストレスや緊張感の原因を取り除く必要があるでしょう。例えば、ストレスや緊張感は過去のトラウマに起因していることもありますから、これら要素を取り除くために行動に移さなければなりません。その具体的に方法には、個人の力だけでは無理な場合が多いですから、カウンセリングを受けることも良いと思います。
また、このようなメンタル面の治療では、症状が改善されないということであれば、ボトックス注射を受けてみるという治療の選択肢もあります。
ただし、ボトックス注射による治療は、何かしらの副作用が発生する可能性がありますので、実際にこの治療を受ける場合は、担当の医師と良く相談する必要があると言えるでしょう。